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介護業界は「人柄重視!」

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転職のお手伝いをする業務上、日々、企業の採用担当者とお話しする機会がありますが「良い人がいたらぜひお願いします。」と、応募者の「人柄」を求められることが多いです。

 

重視されるポイント

もちろん役職によっては経験・資格が必須になる場合もあります。しかし介護業界では多くが、会社の社風や文化、価値観にフィットするかどうか、応募者の「人柄」を重視して選考を行っていると感じます。

 

会社が掲げている目標や理念と応募者の思いが違い、目指すべき方向が違うようでは衝突が生まれかねません。目標や志を持って業務に取り組むのは非常にいいことですが、意見を押し付けるのはあまりいい印象を与えません。自分の思いを伝え会社が考える介護への思いに寄り添い、スタッフ一丸となって目標に進んでいく、と思わせることが重要です。

 

そこには「現在のスタッフと円滑に業務が出来るか」という意図も含まれています。会社の雰囲気は社員が作り出しています。スタッフの意見が異なり衝突することがあり、それはまた時と場合により必要なこともあります。そんなときに円滑に解決できるかどうかも重要です。

 

面接時に例えば面接官と意見が異なったとしましょう。そういった場合「いえ、私はそうは思いません・・・違うように思います」などとはじめから否定するのはあまり気分のいいものではありません。企業側の思いを聞いた上で「御社の○○○○という考えは素晴らしいですね。私もその思いに寄り添いたいと思っております。それに加えて私は□□□□という気持ちで業務に取り組みたいと思っていますが、スタッフの方々のなかにこのまような思いの方がいらっしゃったら光栄です」など、一旦企業側の意見を受け入れてご自身の意見を伝えるというテクニックは、採用・不採用に関わらず採用担当者に好印象を与え、また採用につながった場合も社内トラブルも避けられます。

 

経験は積める

 

人間関係で仕事を辞める人は介護業界に限らずに多くあります。

何においてもご自身の意見を一方的に伝えるのではなく、常に相手の気持ちを汲み取ってコミュニケーションを図ることが大切です。

 

人物重視をうたう企業は多様な人材を採用したいという気持ちが強いため、多少経験が不足する面があったとしてもアピールの方法次第で採用される可能性はあります。

 

あなたの思いを伝えるだけでなく、応募企業の思いとご自身の思いを合わせて考え面接に臨みましょう。

 

ただし、人物重視でも書類選考で落ちる場合があります。

 

求人広告や採用ページに「人柄重視」と書かれていても、書類選考で不採用となり、面接に進めないケースもあります。

例えば、想定していたよりも応募者数が多い場合、求める経験・スキルを持つ人を優先し、面接へ招く人数を絞り込むこともあります。

また、応募書類の記載内容から「自社が求める人物像に合わない」という印象を持たれた場合、書類選考段階で不採用となることもあります。

いずれにしても、その企業に「合うか合わないか」で評価されます。

 

ですから、人物重視の企業で不採用になったとしても、あなたの人格が否定されたわけではないため、落ち込む必要はありません。

 

 
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